新潮文庫の2023年プレミアムカバーを購入しました!
新潮文庫は毎年夏が近づくと「新潮文庫の100冊」というテーマで様々な文庫を紹介しています。
それと同時に、だいたい8冊ほど「プレミアムカバー」というその年限定の特装版が出ていて、せおぶんぐはそのプレミアムカバーを収集しています。
名作中の名作「こころ」「人間失格」は毎年必ずナインナップされていて、その年その年の装丁を楽しめます。
他にも、星新一のショートショートも必ず1冊が挙げられていて、この3冊は確定でプレミアムカバーになっているんです。
今年購入したのは5冊。順にみていきましょう。
「さくらえび」
「沈黙」
このタイトルのカバーにティファニーブルーを採用する最高の采配に拍手。
買う予定はなかったのですが、装丁のすばらしさにカバー買いしてしまいました。
これを機にちゃんと読んでみよう。
「さくらえび」さくらももこ
ちびまる子ちゃんで有名なさくらももこさん。エッセイストとしても一流なんですよね。
独自の目線から見た生活の面白さ。
集英社文庫のもものかんづめ・たいのおかしら・さるのこしかけシリーズが有名ですが、新潮文庫からも出版されていたんだ!と驚きました。
「沈黙」遠藤周作
遠藤周作さんの本は海と毒薬しか読んだことなかったのですが、その1冊があまりにも重く深かったです。
「沈黙」の二文字が青紫のカバーと相まってとても静かで張り詰めたイメージのカバー。
覚悟して読みたいと思います。
「エヌ氏の遊園地」星新一
今年の星新一はエヌ氏の遊園地!緑色のカバーが映えます。
わずか7ページであっと言わせる「殺し屋ですのよ」他、合計34編が収録されています。
「センス・オブ・ワンダー」レイチェル・カーソン 上遠恵子訳
個人的に一番感動したのがこちら。
というのも、去年図書館で借りて読んで感動し、通常版を購入したばかりでした。
その時(シンプルな装丁のバージョンが出たら嬉しいなあ)と思っていたので、今回ラインナップにあるのを見つけたときは本当に嬉しかったです!
「エヌ氏の遊園地」で装丁の詳細を見ていきます。
それぞれのイメージカラー1色のさらさらとした手触りの紙にタイトルと著者名だけの装丁。
帯を外すと何もないシンプルなデザインです。
タイトル・著者名は箔押しです。要素が少ない分一つ一つに凝っていて高級感があります。
全体像。見返し・裏表紙の部分は白インクで印刷されています。
カバー印刷は錦明印刷。箔押しの精度がかなり高いです。
中は通常の新潮文庫でした。
「新潮文庫の100冊」サイト2023が公開されていて、プレミアムカバーとしての特集はなく他の本と同じように紹介されているところが粋ですね。
夏の夜長に読書を楽しもうと思います!
せおぶんぐ