せおぶんぐ

文具と雑貨と花と本。

真鍮の蛍光ペンという贅沢 BRASS MARKER

 

 

初めてBRASS MARKERを見た時、真鍮製の蛍光ペン!?と驚きました。

 

 

 

一見すると普通のペンのように見えるこのBRASS MARKERは、THINK OF THINGSで見つけました。

 

BRASS MARKERonline-shop.think-of-things.com

 

当初ボールペンかシャープペンだと思っていたせおぶんぐは、蛍光ペンと知って二度見しました。

正確にはコクヨで販売されている蛍光OAマーカーにぴったりと被さるカバーになっています。

 

蛍光ペン=手軽・安価・学生向け、というイメージが強く、あまりにも真鍮という素材の持つ重厚さとかけ離れていて、2つが組み合わさることに不思議な違和感があります。

 

でも、確かに考えてみれば、真鍮をはじめとした金属製の万年筆やボールペン、シャープペンシルがあるのだから、蛍光ペンがあってもいいじゃない!

そう思えたので2022年2月に購入。2021年6月にTHINK OF THINGSで見つけたので、実に8ヶ月近く購入を悩んでいたことになります。

 

悩んだ理由が真鍮の経年変化。

真鍮製の文具を使うのが初めてだったので、「初めはきらびやかに光っているのに、次第にくすんでいく姿を愛せるか」という部分でかなり迷いました。

こればかりはもう体験してみないとどうにもわからないと踏ん切りがついたので購入しました。

 

 

2022年12月撮影。経年変化が始まっています。

 

 

 

結果ですが、「馴染む」という感覚について深く知ることができました。

当初、傷や痛みはマイナスな要素でしかないと考えていましたが、ある時その傷や痛みを「自分が使うことによって起きる変化」というニュートラルな状態で捉えることができる瞬間がありました。

そう考えることで、さっきまでマイナスのイメージだった要素が、愛着といったプラスのイメージにできることに小さく感動したのを覚えています。

馴染む、というのはそういう積み重ねで思い出を作っていく行為そのものなんだなあと納得できたのがとても面白かったです。

 

 

もう1つ、BRASS MARKERでなるほど!と思ったのがこちら。

 

 

底に穴が空いていて、色を確認できるようになっています。

せおぶんぐは1本しか蛍光ペンを持っていないので気づきませんでしたが、確かに複数持つ人には必須な機構ですよね。

 

 

 

 

パッケージはごくごくシンプルな黒の箱。

そのいさぎよさ、かっこいいです。

 

 

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